おばあちゃんはデイサービスよりも地域の老人会に参加して楽しんでいた!
私のおばあちゃんは週2回は地域の老人会の集まりに参加していました。
老人会という言い方が嫌なんですけど、良い名前が思いつかなかったのでご了承ください。
宗教の集まりとかではありません。
市の施設が管理している建物だと思うのですが、市の助成金で利用できていたと思います。
(大きな建物ではなく、20畳ぐらいの小さな建物です。小屋みたいな作りです)
時間時間で使う人が決まっていて、囲碁を興味としているおじいちゃんたちが借りたり、次はこの団体が借りたり…という施設です。
公民館の利用の仕方だと思います。
玄関から入ると半分は土足のフロアで、半分は畳のスペースです。
畳のスペースは数十センチ高さがあり、腰かけてそのままあがれるタイプです。
畳のところで持ち寄ったお菓子を食べたり、お茶飲んだりして、みんなでゆる~く話をしながら過ごします。
(おじいちゃんは見かけませんでしたね)
10時から16時まで過ごしていたので、デイサービスと似た時間帯でしたね。
6時間もいたら疲れるんじゃないのかな、と思うのですが、いつも楽しそうにしながら帰ってきました。
その日にあったことなどをお風呂上がりの足の治療の時に教えてくれました。
ズルズルゆる~い話をしているばかりではなく、ちゃんと外から誰かが派遣されてくるようでしっかり勉強もしていました。
今日は近所の病院の介護福祉士さんのお話、今日は市の職員さん、今日はレクリエーションの方。
こういう感じで割り振りみたいなのがきちんとなされていました。
計画がちゃんと出来上がっていました。
「熱中症の予防の仕方」とか「お風呂上がりの心筋梗塞に気を付けよう!湯舟の温度は熱くしない!」とかそういう講義を用紙を配って勉強します。
家に帰ってきたら、「静香ちゃんもこの紙を見て勉強しなさい」と言ってました。
看護師さんがいらっしゃったら血圧を測ってもらったり。
おばあちゃんたちにもできる季節のある手芸作品を作ったり。
私のおばあちゃんは糖尿で視力が低下しています(失明はしていません)ので手芸のものとか、紙に何かを書くというのは難しいです。
横にいるお友達に手伝ってもらったりしていたようです。
自分でできるところは自分でしたようです。
帰ってきたら、「静香ちゃん、作ったらあげるわ」とよく貰っていました。
幼稚園生が作るような工作ではなく、貰ったら困るようなものではなく、見栄えの良い普通に販売できそうなものばかりを作っていました。
箸置き、和製カルトナージュみたいな棚、お正月に飾れる押絵など(干支も作っていました)クオリティが高かったです。
手芸の先生の人選が良かったのでしょうかね。
私は感心していました。
お昼もはさむので昼食を食べますね。
私のおばあちゃんはみんなと一緒にお弁当を楽しんでいました。
このお弁当は少し安く買えたようです。
味付けも美味しいの皆も楽しみにしていたと思います。
残りのお弁当を持って帰ってきたことがあります。
食事療法のお弁当ではなく、普通の美味しい手づくりのお弁当です。
おばあちゃんは自分が食べれるものと食べれないものを判断しながら、皆と一緒に食べていました。
おばあちゃんにも他の人達にもこのお弁当は好評でした。
他には、移動パン屋さんが来る日があってパンを買っていたりもしました。
そういう感じで遊びに行くように楽しんでいました。
杖をつきながら楽しそうに帰ってきていました。
「今日は面白いことがあったよ」と話してくれました。
一応、私のおばあちゃんは近所の病院が提供していたデイサービスを数回利用したことあります。
でも、そのデイサービスを利用する以前からこの集まりに来ていたので、こちらのゆる~い集まりの方が合っていたんだと思います。
風邪をひいたとか、眠れないから薬をすぐに欲しいという時、大きい病院へお願いするとなると時間と労力がいります。
大変なので近所のかかりつけの病院もココと決めていました。
もしもの時には役に立ちますから。
なので、お付き合いでその病院のデイサービスには通ったことがあります。
この病院にもよくして頂きました。
ここの病院の介護福祉士さんが派遣されておばあちゃんたちの勉強会の先生をしていたりもしていましたね。
週2回、1日6時間程度はほぼ休まず楽しんで行っていました。
体調が悪くて行けない日は「今日は行けそうにないわ」と言いながら残念そうにしていました。
やっぱり外に出て誰かと話をするのは大切だなと思いました。