白杖ユーザーの公共交通機関利用について知ってほしいこと

白杖ユーザーの公共交通機関利用について知ってほしいこと

 

白杖の役割と使い方:知らないと危険?

白杖は視覚障害者の方々にとって重要なツールであり、以下のような目的で使用されます:

  • 道路や段差などの障害物を探知するため。
  • 電車の乗り降りの際に、ホームと車両の間の隙間を測るため。

特に電車での利用時に、白杖を隙間に差し込んで安全を確認することがあります。

この行為を知らないと、「危ない!」と思って白杖をつかんでしまうケースが見られます。

しかし、白杖を急に触られると、ユーザーの方が焦り、かえって危険な状況になってしまいます。

 

周りの乗客ができること

白杖ユーザーの安全を守るために、周囲の乗客が知っておくべきこと:

  1. 白杖の使い方を理解する:隙間確認のために白杖が使用されている場面では、その行動が安全を確保するための重要なものだと認識する。

  2. 急に白杖に触れない:白杖をつかむことはかえって危険を増す可能性があるため、声をかけるか様子を見るのがベスト。

  3. 困っている場合には声をかける:必要であれば、優しく声をかけて適切なサポートを提供する。

 

まとめ

私の祖母は糖尿病による視覚障害があったため、その支援をしたくてガイドヘルパーの資格を取りました。

今では資格を活かす機会は少ないものの、公共の場や人が多い場所では、困っている方に声をかけるように心がけています。

ですが、今回のエピソードを通して「善意の行動が逆に迷惑になる場合がある」ということに気づかされました。

白杖ユーザーの方々は、こうした困難を日常的に経験しているのかもしれません。

それを広め、理解を促すことが私たちにできる小さな一歩だと思います。