私はアメブロを通じて、一人のシングルマザーの女性を知りました。彼女は脳性麻痺の息子さんを育てながら、懸命に日々を送っていました。息子さんは気管切開、胃ろう、人工呼吸器、酸素吸入を必要としており、彼女の介護は一瞬たりとも気を抜けない状況でした。
彼女の記事の中で、特に心に残った言葉があります。それは「大変ですね」と声をかけられることへの彼女の思いです。「親が愛する我が子を大切に思う気持ちは、障がいがあろうとなかろうと同じ。息子の前で『大変ですね』と言われると、彼が自分を責めてしまうのではと心が痛む」という彼女の言葉に、深く共感しました。
一方で、青山で散歩をしていた際に出会った、ある女性とのエピソードは彼女にとって特別だったようです。その女性が言った「楽しんでね」の一言は、彼女の心を温かく包み込み、笑顔を与えたと言います。その何気ない優しい言葉が、彼女にとってどれほど大きな力になったかを感じさせられました。
彼女自身、息子さんを最期まで見守る覚悟を持っていました。しかし体調の異変に気付き始め、息子さんをショートステイに預ける準備を進めている中で、スキルス性胃がんが発見されました。腹水が溜まるほどの厳しい状況の中でも、彼女は息子さんへの思いを最後まで大切にしていました。
彼女のブログは短期間で途絶えました。その最後の投稿には、「元気にしています」という言葉と共に感謝の気持ちが綴られていました。どうなったのかわからない。ブログは止まったまま。でも、今でも私の心の中に彼女は生き続けています。彼女の強さ、生き方は、5年経った今でも忘れることができません。
彼女のブログを見て欲しいです。

『はじめまして (*^^*)』
はじめまして「キキ」と申します。アラフィフです今日 また一つ年を重ねる事が出来ました息子の 「ゆあ」とばあば(実母76才)ちょっと大きめのチワワのポッケそして…