若い視覚障害者の挑戦:増殖性硝子体網膜症と向き合う勇気
たまたまYouTubeを開いたとき、
再生数が少ない動画がおすすめに出てきました。
逆に気になって、つい見てしまいました。
序章:お玉弱視さんの背景
お玉弱視さんは、小学生の頃から医師に
「網膜剝離になる可能性がある。失明する可能性がある」
と言われていました。
その話は深刻すぎて、幼い彼にはその重みを理解するのが難しかったのでしょう。
ただ日々を過ごしていたと言っていました。
しかし、22歳の時、突然その言葉が現実となり、
片目の視力を失いました。
「うにゅうにゅしたものが見える、疲れてるのかと思ってた」
という彼の言葉が印象的です。
飛蚊症として知られる症状で、
網膜剝離の合図だったのでしょうね。
それでも彼は前向きな姿勢を失わず、挑戦を続けています。
増殖性硝子体網膜症とは?
この病気は、網膜に異常な新しい血管が形成されることで、
網膜剝離や視力喪失を引き起こす可能性があります。
お玉弱視さん「自分は網膜剝離ではなくて、増殖性硝子体網膜症でもう一段階悪くなった状態」
お玉弱視さんのメッセージ
お玉弱視さんの言葉から、彼の想いが伝わります:
- 「こういう自分がいることを知ってほしい」
- 「当たり前のことを当たり前と思わず、幸せだと感じてほしい」
- 「自分のように特別な病気(「リザーブド・バンデージ」(reserved bandage))を抱えている人がいたら、一緒に頑張っていこう」
彼の誠実なメッセージは、同じような困難を抱える人々にとって心強い励ましとなるはずです。
私の同級生を思い出して
この記事を書きながら、
私自身も中学生の頃の同級生のことを思い出しました。
その子は医師から「将来失明する」と告げられていました。
彼と同じ状況です。
分厚い眼鏡をかけていた彼女は、
ニコニコしながらそのことを私に伝えてくれました。
当時はその言葉を深く受け止めることができなかったけれど、
彼女が覚悟を持って受け入れていたのだと
今ならわかります。
彼女のご両親も按摩師として働かれていて、
おそらく遺伝的な要因があったのでしょう。
お玉弱視さんの動画を見ているうちに、
彼女のことが鮮明に思い出されました。